はじめに
「対人関係によるストレス」「気圧の変化に伴う体調不良によるストレス」「日々何かから追われているストレス」
今、感じているストレスを挙げてください、と言うと山のような数が挙がると思います。
だからこそ、「ストレス解消」や「繊細さん」等ストレスを減らすための本が数多く出版され、それらの本は人気となっています。
しかし…ストレスとは全てが悪なのでしょうか?
私は、ストレスには良いストレスがあると思っています。
今回は、「ストレス」について書いていきたいと思います。
ストレスは全て悪なのか!?
ストレスは全て悪なのでしょうか?排除すべきものなのでしょうか?
以前、弟子インタビューで登場してくれた「ともひろさん」
彼の対談で…
アフィリエイトを始めてみると…
いい意味で毎日が無心でした。
先が見えない環境で、職場の先輩が稼いでいるという事実を信じ、自身も頑張る。
私も彼に期待していた分、頑張らなければ越えられない壁を幾つも提示していました。
今、あの時のことをともひろさんに聞くと…「プレッシャー、半端なかったっすよ!」
「今思えば、辛かったです!」と、今では笑って答えてくれました。
私が出す課題に無心になって取り組んでいた時代を振り返ると笑って辛かったと答えてくれました。
付け加えて、あのプレッシャーがなければ、今の実績はない…とまで。。。
逆境という名のプレッシャーがあったからこそ、乗り越えられたのではないかと思います。
逆に私自身、彼に期待していたからこそ、「この壁を是非乗り越えてほしい」そういう想いから「圧(≒ストレス)」をかけていました。
そうです。
「ストレス」と一概に言っても、良いストレスと悪いストレスがあるのではないでしょうか!?
もしストレスが無くなったら、いったいどうなってしまうのでしょうか?
アメリカの心理学者が、被験者に
温度が一定で、匂い・音がなく、薄暗く、全く刺激のない環境(ストレスの内環境)内
に一定時間過ごしてもらいました。
すると、大半の被験者は温度調節が上手くいかないことが分かりました。
実験結果から、人間は 全く刺激のない環境(ストレスの内環境) に身を置かれたら、生命の危機にも繋がる事を導き出しました。
この実験を受け…
医学博士・心理カウンセラー・歯科衛生士の資格を持ち、
現在は株式会社 エム・エイチ・アイ 所長であり、多摩大学大学院(MBA課程)の客員教授であり、横浜歯科医療専門学校歯科衛生士学科(心理学講座)非常勤講師でもある、水木さとみさんは
ストレスは人間が生きていく上で大切な要因であり、ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」が存在し、
また、自身の気持ちとコントロールの仕方次第で、ストレスの質を決めると言っても過言ではない。
と仰っています。
加えて、自分を高めていく過程に、良い刺激となって関わっていくものを『良いストレス』
辛い状況の中で「やらなくてはいけない」「頑張り続けなければならない」と自分を脅迫的に追い込み、自らの意思とは無関係に、過剰行動を続けた延長線上に生じるものを『悪いストレス』と述べています。
良いストレスがあるのは、人間だけではありません。
「ねぎ」も同じです。
皆さん、「仙台曲がりねぎ」をご存知でしょうか?
「仙台曲がりねぎ」は宮城県仙台市の伝統野菜で、一般的な一本立ちねぎとは異なり、大きく曲がった形をしています。
こんな感じ。
これは自然に曲がって育ったわけではなく、人の手によって曲がるように育てられているのです。
このようにした背景は…発祥の地とされている宮城野区岩切地区は、地下水位が高く、野菜は根腐れしやすい土壌でした。
そこで、栽培中のねぎを一度抜き取り、約25度から30度の傾斜をつけ寝かせた状態で植え直します。
すると、ねぎの根があまり深く伸びず、根腐れしません。
そこから約1カ月から3カ月ほど、ねぎは上に向かって伸びていこうとする習性があるため、角度を変えて植え替えることで曲がって成長していきます。
その際、曲がるストレスにより、ねぎの軟白部分は柔らかくなり、また甘味をもつようになるのです。
美味しく食べてもらうことがネギの願いであるならば、角度を変えて再び植えられることはねぎにとって良いストレスなのではないでしょうか…!?
適度な圧(≒ストレス)がなければ、人は成長しない!
私は「適度な圧(≒ストレス)がなければ、人は成長しない!」と考えています。
まぁ、これは良いストレスの場合です。
適度な圧(≒ストレス)は、誰かから与えられた圧であっても、その圧を乗り越えた先にある自身の姿が見えていると『良いストレス』となる、のだと実感しています。
私が与えていた課題に無心に取り組んでいたともひろさんも、課題を達成した先に成功している自分の姿や、もしかしたら先に取り組んで結果を出していた私の背中を見据えていたのかもしれません。
このように、 「この圧(≒ストレス)を乗り越えたら、私はこう成長している!」と 圧の先にある自身の姿が見えていると、それは圧ではなく、成長のための「試練」へと変わるのではないでしょうか。
そして 「やらなくてはいけない」「頑張り続けなければならない」という 「圧 」は「プレッシャー」となり、
自身に重くのしかかってきますが…
「試練」は「信仰・決心のかたさや実力などを厳しくためすこと」つまり「練習を試す」と言い換えることができます。
圧の先にある自分の姿がゴールであるならば、「試練」はリハーサルとなります。
リハーサルは本番をより良いものにするために行いますよね!?
『良いストレス』言い換えるならば、成長のための「試練」は圧の先にある自分の姿をより良くするために行うものなのだと私は考えています。
つまり…この場合の圧(≒ストレス)は悪ではない!!!のです
どのような圧(≒ストレス)をかけるのか
私は…引っ越しをきっかけに、アフィリエイトを始めた時と似た環境を最近作りました。
これは、自分に対する、
「引っ越ししたんだよねぇ~!?もちろん、ちゃんと仕事するよねぇ~!?結果もちゃんと出すよねぇ~!?」
という圧です。
詳しくは…
また、私は自分自身にだけでなく、師匠として弟子たちにも圧をかけます。
その際、気を付けている事は2つあります。
①同じ温度感で接し始めること
アフィリエイトに興味を示し、飛び込んできた弟子たちは、アフィリエイトを始めたころ…
「これは私にはできない」などと自分の尺度で物事を判断しようとします。
このような弟子に「今月は~~を目標にしよう!」と高い目標を掲げても達成する事はできません。
そのため、まずは同じ温度感に立って「どうして、できないと思うのか」聞き、できるイメージが持てるよう諭していきます。
イメージが持てた後、 「今月は~~を目標にしよう!」と高い目標を掲げます。
このようにすることで、圧の先にある自身の姿を想像する事ができる為、
弟子たちはその想像に向かって無心に走り始めます。
逆に、弟子がやる気のない状態なのに、自身ばかり熱くなっていたら…
「なんで、こいつはこんなにやる気がないんだ!」と怒りへと変わり、教える気も失せてしまいますよね!?
自身の弟子に対する「教えたい」「成長させたい」と思う気持ちを低めない為にも同じ温度感で接し始める事は大切です。
②数値目標にすること
イメージが持てた後、「今月は~~を目標にしよう!」と高い目標を掲げた際の「~~」は必ず数値で示せるものにします。
なぜならば、しっかりと振り返りを行えるようにするためです。
弟子たちとは、新しい月になる前に数値目標を設定します。
その後、アドバイス等を挟みながら 一カ月頑張ります。
そして一か月後、全員でミーティングをし、振り返りを行います。
ここで「なぜ悪かったのか、どうしたらよかったのか、今後どうしていくか」を明確に公言します。
すると、結果と自身の頑張りを俯瞰的に捉える事ができ、
更に、自身のなりたい姿を客観的に捉え、近づいているのか、そうでないのかを判断する事ができるようになります。
これを続ける事で、私が諭さなくても、「自身のなりたい姿が~~だから、今月の目標は○○だ」と弟子自らスモールステップを考える事ができるようになります。
まぁ、この時私は…
「○○」という目標にしました!と希望に満ちている目に帆脳を灯すために
「○○+α」の目標を提示します笑
例えば…100という数字を目標に頑張ると85などの結果になり、120という目標を立てると、結果100に到達する。
つまり、100という目標に向かって走ると最後に100になるように計画を立てて走ります。
しかし、終盤でコケると巻き返すことができません。
そのため、予め高い目標を立てて、走り出し終盤にコケても立ち直れるようにするのです。
まとめ
ストレスには『良いストレス』と『悪いストレス』があり、
『良いストレス』は その圧を乗り越えた先にある自身の姿が見えています。
そして、ストレスを与える場合には、
①同じ温度感で接し始めること
②数値目標にすること
を意識的に行います。
すると、どんなに高い壁であても 「やらなくてはいけない」「頑張り続けなければならない」 という「圧(≒ストレス) 」 とは異なり、 数値目標を逆算をし、スモールステップとなる自身の行動が見え、走り出すことができます。
そしてその先に待っているのは、自身の成りいたい姿!!!
成功した自分です。
また、成功者に近づくことができたのです。
ここまで読んでくださったあなたは、ストレスを完全悪だと思わなくなっていただけたでしょう。
そして、是非、自身のなりたい姿を想像し、自身に適度な圧(≒ストレス)をかけてください。
行動に移し、成功者へと近づくことができるでしょう…